老人ホームで行うレクリエーションの意味・目的・効果


PR

老人ホームで行うレクリエーションの意味・目的・効果
老人ホームではなぜレクリエーションを行うのでしょうか?利用者さんに楽しんでいただくことだけが目的なのでしょうか?

ここでは、老人ホームで行うレクリエーションの意味や目的、得られる効果について説明します。

スポンサードリンク



レクリエーションとは?

一般的なレクレーションとは本来、肉体的な疲れを癒すための休養や、精神的なストレスを解消するための娯楽という意味がありますが、近年では後者の意味合いが強く趣味を楽しんだり、スポーツで心地よい汗を流したりすることでストレスを解消して、心を豊かにして仲間達との交流を深め人間関係を良くするという意味で使われることが多いです。

老人ホームの利用者の実態

老人ホームに入所している利用者は基本的に何らかの障害や疾病を持っており、介護が必要な要介護状態である方がほとんどです。

具体的には全体の3分の1程度が寝たきり、残り3分の2のうち4分の3は車椅子を使用して半身麻痺か下半身不随のような状態で、歩行ができて両下肢共に動かせる状態の方は10人以下でその方達も認知症があるというのが一般的な老人ホーム利用者の実態になります。

老人ホームでのレクレーションの意味・目的

上記したような状態の老人ホームに入所されている利用者を対象にレクレーションを行う意味、目的とは、まずは例え高齢であっても、障害があって体が思うように動かなくても、認知症があっても日常生活に楽しみを持ちたいと思うのは人類共通の欲求です。

レクレーションを考案し実行する職員は、このような状態の利用者でも楽しめる単純な作業で、かつ楽しめる内容のものを提供する必要があります。

またある一定のレベルのものを利用者全員に楽しんでもらうことは難しくなるので、グループ分けをしたり、対象者を選別したりといった工夫も大切になります。

高齢で身体活動だけでなく、精神活動も衰退しがちな利用者にとっては、レクリエーションを通じて人の輪の中に入り社会交流の機会を作り、他の利用者とつながりを持つことで心身の活性化、意欲向上を目的にしています。

高齢者がレクレーションを行うことによって得られる効果

楽しみを持ち有意義な生活を送る

老人ホームにおいて、決められた日課をこなして1日を送るだけではあまりにも味気ない日常を過ごすことになります。

意欲の減退が身体的にも精神的にも委縮する原因になり廃用性症候群や認知症を誘発する結果を招くといっても過言ではありません。

レクレリエーションを通じて、楽しみを持ち、他の利用者と交流を持つことで意欲的に生活をおくることがちょっとしたことで※ADL低下につながる利用者にとって、認知症の抑制だけでなく健康的な生活を送れるという効果につながります。


リハビリ効果

レクリエーションのメニューを工夫し、半身麻痺の利用者が貼り絵や切り絵、折り紙を行ったり、認知症の利用者が他者と関わる機会を増やしたりする事でリハビリになるという効果もあります。

スポンサードリンク

このページの先頭へ