介護施設内の利用者間でいじめが発覚したときの対処法


介護施設内の利用者間でいじめが発覚したときの対処法
介護施設内で利用者(被介護者)間のいじめの原因や、いじめが発覚した時のヘルパーができる対処方法を説明します。

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施設でのいじめとは

老人施設に限らず集団の場でのいじめは多かれ少なかれ存在するものです。老人施設でもある程度自立して意識もしっかりしている利用者が少なからずいます。

その利用者達は自らの交友関係を持っていますが、人間相性の良し悪しというものがありそれは利用者間にも当然あります。

施設でのいじめとはほとんどが仲間はずれの様なものになります。


利用者(被介護者)同士の相性

集団の中で誰にでも合う人と合わない人がいるのは当たり前のことですが、利用者(被介護者)にも相性があります。

通常健常者には理性があり、多少合わなくても我慢して合わせることができますが、施設に入所している利用者になると高齢や認知症による理解力の低下や耐性の低下、環境順応性の低下により感情が表に出やすいことが多いためケンカやいじめへとつながり易くなります。


介護施設内での力関係

介護施設で生活する利用者にも力関係が存在して、その基準は施設生活の長さであったり、その利用者の人格であったりしますが、この力関係が原因となりいじめが発生します。

要は力の強い利用者と相性の悪い利用者ははじき出されてしまうのです。


ADLの違いや認知症

介護施設には様々な状態の利用者がいます。
その中で利用者同士の付き合いがあるのはある程度自立していて意識もしっかりとしている方達に限られるのですが、ADLの違いによる差別や認知症の程度の差による差別が起こります。



利用者も加齢と共にADLが低下していきますし認知症も進行します。

そうなると食事での食べこぼしが増えたり、衣類を正常に着衣できなくなったり、排泄の処理が不十分になったり、物とられ妄想が出たりと利用者同士でのトラブルに発展する要因も増えていきます。


利用者間でいじめが発覚したら

介護施設に勤めているヘルパーは上記したことを念頭に置いて仕事をしていますが、常日頃から利用者の変化をいち早く気付けることが必要になってきます。

つまりいじめに発展する前の段階で利用者の変化に気付いて対処することが第一の対策になります。

しかしながらこの第一段階で気付くことができないこともあります。

このような場合、しっかりと話ができる利用者(被介護者・高齢者)ならば、いじめにあっている利用者といじめていると思われる利用者双方から話を聞いて、複数の職員や、上司あるいはケアマネージャーも含めて改善策を考えることが大切です。

喧嘩両成敗という言葉がありますが、いじめという問題が起きた場合どちらか一方の話だけでは正しい判断ができません。

双方の話を聞き、ケンカに至るまでの背景を探ることのできるベテランの上司や、他の介護職員も交えて検討することで偏った改善策になることも防ぐことができるからです。

介護施設でのいじめには認知症が伴うことが多く当たり前に注意したり、説得したりしても改善しません。

情報を共有して介護職員全体でいじめに関与している利用者に関わりサポートしていきましょう。

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