登録ヘルパーのメリットとデメリット


PR

登録ヘルパーのメリットとデメリット
登録ヘルパーとは、ヘルパー事業所に登録をし、訪問介護を受けたいという利用者さんのお宅にお伺いし、お仕事をします。

訪問先が直ぐに決まる場合もあれば、決まらない場合もあり、事業所によって違いがあります。勤務時間や給与は、一件何時間の時給のみになります。利用者さん宅までの移動時間は勤務時間には含まれません。

また、利用者さんが受けるサービス内容によって報酬ランクが違い、生活援助と身体介護、また訪問入浴介助などそれぞれで報酬が変わってきます。

1人で担当(お伺い)する場合もあれば複数人で担当(お伺い)する場合もあります。

スポンサードリンク

登録ヘルパーのメリットとは

登録ヘルパーは登録制ですので、自分の好きな時間や曜日を登録しておけば、その時間帯に合ったお仕事をする事が可能です。

また、介護事業所に出勤してから利用者さん宅にお伺いするのでは無く、自宅から直行直帰と言う形の所が多いため、無駄に移動時間を取られる事はありません。

また、数件の利用者さん宅にお伺いする場合、その間の待機時間は自由ですので、自分の用事をその間に済ませられます。

注:利用者さん宅までの移動手段や交通費については事業所によって違い、金額も様々ですので確認が必要です。

お仕事内容でのメリットは、施設などと違い利用者さんと1対1の場合が殆どですので、介護職員同士の人間関係のいざこざはありません。また、ケアプランに沿ったサービス提供ですので、お仕事内容は決められています。ですので、お仕事に慣れてくればそれ程大変ではありません。

介護事業所を掛け持ちで登録しておく事も可能ですので、自分のやり方ややる気次第では、お仕事の内容(報酬の高い)を選びながら件数を増やす事は可能です。

自分の頑張り次第で収入が上がるのもメリットの1つと言えます。

利用者さんとの信頼関係が築ければ、「いつもありがとう」「またよろしくね」と声を掛けてもらえたり、会話の中で笑顔になる利用者さんを見ているとやり甲斐のあるお仕事だと感じられます。


登録ヘルパーのデメリットとは

登録ヘルパーになると、給与の問題が1番のデメリットと言えます。利用者さんが希望した時間帯のみのお仕事ですので、仕事が時間内に終わらなければサービス残業になります。

また、移動時間は勤務時間外ですので、遠くの利用者さんになればなる程、登録ヘルパーにとってはロスタイムとなります。

利用者さんが急な入院やお出掛け・用事などが出来た場合には、お仕事が無くなり、その分の給与は当然無くなりますし、利用者さんから登録ヘルパーへの不満があった場合も、当然担当から外されます。

正直、多くの収入を望むのであれば、一つの事業所では収入の面や仕事の件数の安定性はあまり見込めません。

時間厳守が原則ですので、遅れるのも早いのも許されません。

介護事業所によって違いはあるかもしれませんが、5分早めに着いたからと言って5分早くお伺いしても良いのかと言うと、そうでは無く、時間ピッタリにお伺いすると言った所もあります。

また、5分早くお伺いした分、早く切り上げる事も当然駄目です。登録ヘルパーは決められた時間にお伺いし、決められた時間に帰るのが原則ですので、時間にルーズな人には向きません。

利用者さんと言えど他者のお宅にお伺いしますので、肉体的疲労より精神的疲労の方が大きくなります。

特に認知症を患っている利用者さんになると、突然変わってしまう場合もありますので、その場を1人で乗り切るしかありません。

時には、「泥棒」と言われる事や、叩かれる事もあります。

注:登録ヘルパーのデメリットは、自分のやり方ややる気次第でメリットに変えられる部分も多くあり、考え方を少し変えるだけで、メリットの方が大きくなる場合もあります。自分が何を1番に望むのかを重視する事が大切になってきます。


登録ヘルパーに向いている人は

登録ヘルパーのメリットとデメリットを理解した上で、自分に合っているのかを考える必要があります。

1.働ける時間や曜日が限られている。

2.時間を確実に厳守できる。
※決められた時間内にお伺いし帰るのが基本です。

3.人の世話や家事が得意で手際が良い。
※決められた時間内に決められたお仕事ができる事が基本です。

4.人が好きで、お喋りする事が好き。
※利用者さんと1対1ですので、無言で事務的なお仕事ではありません。

5.気が長く、忍耐強い。
※利用者さんの急な態度の変化にも対応できなければなりません。

6.相手の気持ちになって物事を考えられるが、一線は引ける。
※利用者さんの気持ちを優先しますが、親身になりすぎて情が移るのは好ましくありません。

など、上記に当てはまる人は登録ヘルパーに向いていると思われます。施設などと違い、利用者さんと1対1で向き合うお仕事ですから、利用者さんの気持ちを考え理解する事が必要とされます。

ただ、登録ヘルパーは決められたお仕事だけを黙々とするのでは無く会話をしつつ、利用者さんの状態や状況、変化に気付いてあげる事も大切です。

スポンサードリンク

このページの先頭へ