ケアマネージャーの目指し方・できること


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ケアマネージャーの目指し方・できること
ケアマネージャーは正式には介護支援専門員といい、介護保険サービスの中核を担うための介護に関する総合的なコーディネートやマネジメントを行う職種です。

介護保険制度がスタート(2000年4月)するにあたり新しく誕生した資格です。そのため、福祉や保健医療等の分野で実務経験がある人が取得できる公的資格となります。

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ケアマネージャーになるには?

ケアマネになるための「第一条件」

保健医療系・福祉系の国家資格を持ち、そのうえで高齢者介護などの実務経験5年以上ある方、もしくは、老人福祉施設や在宅介護サービス業などの実務経験5~10年以上ある方に限ります。


ケアマネになるための「第二条件」

『介護支援専門員実務研修受講試験』を受け合格する必要があります。

試験は毎年1回10月に、全国の都道府県で行われています。
※資格取得に関する問い合わせ先は、各都道府県丁の担当部署・実施専門機関となっています

試験は全問が五肢複択のマークシート方式による筆記試験で、法的資格取得者は試験科目が一部免除されます。

試験科目免除対象資格…医師・歯科医師・薬剤師・保健師・看護師などの他、社会福祉士や介護福祉士、作業療法士や技能訓練士、義肢装具士や言語聴覚士なども対象となります。

出題分野…介護支援分野(介護保険制度についてや要介護認定等の基礎知識、在宅・施設サービス計画の基礎知識等)、保健医療福祉サービス分野(保健医療サービスや福祉サービスの知識)


ケアマネになるための「第三条件」

介護支援専門員実務研修受講資格に合格した後、介護支援専門員実務研修を受講(合計32時間以上)する

以上の3つをクリアすることで、ケアマネージャーの資格を取得することができます。


ケアマネージャーの仕事とは?

1.利用者さんとそのご家族の相談相手

ケアマネージャーの仕事は、利用者さんとその家族からの介護相談から始まりまり、依頼についてはご本人やご家族以外にも、地域包括支援センターなどからもあります。

相談された内容をもとに、最も適切な介護サービスを受けられるようお手伝いします。そのために、利用者さんと関わりのある人やサービス業者などとの連携も重要な仕事になります。また、利用者さんが既に介護サービスを利用している場合は、担当の主治医や事業所から情報を入手します。

利用者さんと利用するサービス担当者・主治医などが集まり、話し合いを行う場を作ることもケアマネージャーのお仕事の一つです。


2.要介護認定の書類作成の代行

要介護認定の手続きには専門的な知識や細かな書類を作成する必要があります。

そこで、利用者さんやご家族に代わり申請書類を作成し、認定調査を受ける手続きを行います。


3.ケアプランの作成

ケアマネージャーのケアプランなしには介護サービスを受けることはできないため、ケアプランの作成は必須です。
介護の方法については、利用者さんによって様々ですので、より良いプランを考えます。

ケアプランは、利用者さんやそのご家族、介護サービス事業所に配布されるため、誰にでも分かりやすい文章や言葉で作成します。
作成したケアプランは、利用者さんやそのご家族に確認してもらい、同意のうえで捺印をしてもらいます。
また、サービス事業所を選定し、連絡や調整を行うのもケアマネージャーの役割です。


4.観察・訪問やケアプランの変更

介護サービスが開始されたら、ケアマネージャーは定期的に利用者さん宅などを訪問し、健康状態やサービス内容などのモニタリングを行います。
モニタリングを行い、必要であればケアプランの変更を行い、より良いサービスプランを考えます。


5.その他のお仕事

介護保険の給付請求や各介護サービスとの連絡調整、新規利用者の獲得など、利用者さんが安心して介護サービスを受けられるように様々な役割を持っています。

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