グループホームとは


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グループホームとは
グループホームとは簡単に説明すると、認知症の高齢者がご家庭に近い環境で少人数(1ユニット5~9人)で共同生活を送る事を目的とした共同生活住居です。

共同生活とはいっても、利用者さんには最低7.43平方メートル(和室4.5畳)の個室が用意されていますので、プライベート空間を確保することが可能です。

個室以外の設備には、食堂(リビング)・台所・浴室・トイレなどの共同スペースがあります。他にも、健康管理室や相談室・機能訓練室などがあり、身体機能の維持や回復を目指します。

グループホームでは利用者さんが極力自分自身の力で食事や掃除・入浴などとといった身の回りの事ができるように支援し、症状の改善や維持に努めていきます。

名称としては、認知症対応型共同生活介護や認知症高齢者グループホームと呼ばれることもありますが、殆どの場合がグループホームだけで通用します。

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グループホームのスタッフとサービス

グループホームでは認知症の高齢者を受け入れるため、認知症に対しての正しい知識と介護経験を持つ専門スタッフが多くみられます。中でも、常勤管理者は『認知症介護3年以上で、厚生労働省指定の研修受講者』でなければなりません。

サービス内容としては、基本的な介護サービス・生活(食事・掃除・洗濯・入浴など)支援サポート・機能訓練(リハビリ・レクリエーションなど)・緊急時の対応があります。ただし、医療行為は原則として行いませんので、重度の認知症や医療行為が必要な疾病を抱えているとなると受け入れ不可の所が多いといえます。

スタッフは、利用者さんが家庭に近い環境で日常生活(家事なども含む)を送れるように、個人個人の生活を重視しながら、残された能力を最大限に発揮できるような環境を提供すると共に、症状の改善や維持・生活の向上を図ります。
利用者さんの日常生活(食事・掃除・洗濯・入浴・機能訓練など)を見守り、必要であればサポートします。

利用者さんの人数が少人数であるため、スタッフの目が届きやすく、緊急時の対応も迅速に行うことができます。
※利用者:介護職員=3:1以上の比率で配置されています。


グループホームのメリットとデメリット

グループホームは認知症専門のスタッフが常駐していて、利用者さんの人数も少ないことからスタッフの目がしっかりと行き届き、安心して過ごせる介護施設です。また、認知症の進行を遅らせるためのリハビリやレクリエーションも充実しています。

他施設との違いは、共同生活住居であっても個室を持つことができますので、一人の時間を静かに過ごすこともできます。自身の部屋があるということは、利用者さんにとって安心(リラックス)空間だと考えられます。また、ご家族であれば宿泊可という施設もありますので、ゆっくりと気兼ねなく部屋で過ごすことができます。

デメリットでいえば、他施設に比べ費用(月15万~30万)が高いということです。また、医療行為に対応していないため、重度の認知症の場合には入居ができませんし、入居中に日常的に医療行為が必要となった場合は退去となります。また、入居してからの規則は比較的緩めですが、入居時の申し込み条件や審査については厳しいといわれています。

基本的な入居条件

・65歳以上の要支援2または要介護1以上の認知症の方
※中には若年性認知症でも受け入れ可の施設もあります

・ある程度の自立ができ、共同生活に支障がないこと

・グループホームと同じ市区町村に住民登録されている方

施設によって多少入居条件は異なりますが、基本的には上記が条件として多く挙げられています。他にも、『自立度・要介護度・介護の必要性・資産や収入額など』も総合的に判断されます。まずは、お住まいの自治体や各グループホームに問い合わせてみることをおすすめします。

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