ユニットケアとは


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ユニットケアとは
ユニットケアとは、簡単にいうと『利用者さんの自宅に近い環境』での支援を提供するケア方法で、少人数の利用者さん(10人程度)を1つのグループ(ユニット)として共同生活をしていきます。一見するとグループホームに似ていますが、大きな違いは『ユニットケア=支援の形態』、『グループホーム=事業名称』と考えると良いかもしれません。

特養や老健などの施設が行っている支援で、従来型とユニット型施設があります。従来型とユニット型の大きな違いは、ユニットケアは『個人ケア』とも言いかえることができ、全室個室になっていますので、プライバシーの面で最大限に配慮されています。また、少人数ですので個人個人に合わせたケアが可能となります。
※従来型は4人程の相部屋が殆どで、大人数を対象としたケアが一般的です。

入居者同士のコミュニケーションの場としてレクリエーションがありますが、その人数は小規模で10人以下となります。また、スタッフも専任で、入れ替わりが激しいということもありません。

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ユニットケアの特徴とは

ユニットケアは、利用者さんの入居前の生活を入居後も連続したものとし、今までと変わりにくい生活を送れるように支援していくのが目的です。そのため、「自分らしく」「自分でやりたいこと」「自分で決める」といった、入居者の気持ちを尊重した入居者中心の構成となっているといえます。少人数のユニットを組むことで、その人その人の生活リズムやパターンに合ったサービス・支援を提供することができます。

また、個室でゆったりと自分らしく過ごせることは、入居者の精神面もより安定したものになると考えられますし、風邪などを患った場合に他の入居者に移る可能性が低くなるというメリットがあります。

※ユニットケアの利用者さんは入所者ではなく入居者といいます。


ユニットケアのデメリットとは

入居者にとってメリットがとっても多く魅力的なユニットケアですが、少人数制で個室となると、やはり費用が割高というデメリットがでてきてしまいます。

・従来型の4人部屋の場合…約7万~9万円/月
・従来型の個室の場合…10万円前後/月

となっています。

しかし、これがユニットケアになると約12万~14万円/月と、その差額は毎月約3万~5万円、年間で考えると約36万~60万円も違ってきてしまうんです。
ですが、費用が若干高くても、自分らしい生活を送りたいと願う高齢者の方は多いといえるでしょう。


ユニットケアの入居条件

ユニットケアの入居条件は、どの施設のユニットケアなのかによって異なります。特養であれば特養の、老健であれば老健の入所条件を参考にして下さい。基本的な条件は同じですが、細かな条件になると施設によて違いがあるかと思いますので、詳しくは施設に問い合わせてみましょう。

また、どの施設のユニットケアであるかによっては、医療サービスの有無も変わってきます。利用者さんの状態も考慮しつつ、メリット・デメリットも踏まえて「望ましい介護の形」を考えていくことが大切といえるでしょう。

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