レスパイトケアとは


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レスパイトとは、休息や息抜き・小休止という意味があり、介護の現場で使う”レスパイトケア”とは、日常的に介護をしているご家族などが一時的に介護から解放され、ゆっくりと休息をとれるように支援することをいいます。

レスパイトサービスというのは、介護保険の通所サービスやショートステイなど、施設などで一時的に預かることを言います。他にインフォーマルサービスとして、普段は介護に携わっていない親族や友人、近隣の方々などが支援することが挙げられます。

※レスパイトサービス…高齢者などを在宅でケアしているご家族の心身を癒やすために、一時的にケア(介護など)を代替して、その間にリフレッシュを図ってもらう家族支援サービスのこと。
 

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レスパイトケアの目的とは?

レスパイトケアは介護する側へのケアであり、『在宅介護の継続が可能になること』を目的としています。そのためには、心身の介護負担を軽減することが大切です。

普段から介護している方が一時的であってもホッと一息できる時間があることで、心身ともにリフレッシュし、介護疲れや共倒れを防ぐことができると考えられています。
特に高齢化社会が進む現代では、老老介護による共倒れが実際に大きな問題となっており、介護する側のケアもしっかりとする必要があります。

介護保険制度により介護する側の負担は軽減されてはいますが、介護する側の健康管理や生活の質の向上までは行えていないのが現状です。

介護保険のレスパイトケアとは?

1.代表的なサービスはショートステイ

ショートステイは介護保険のサービスで、短期間だけ施設で寝泊りができるというサービスです。これは、要介護者だけではなく、要支援者も利用できます。
介護度によって利用できる日数は変わりますが、1泊から数ヶ月で可能です。

1日であっても全く介護しない日があれば、介護者の精神・肉体的にも非常に助かると考えられます。
しかし、ショートステイは人気のサービスであるため、数ヶ月前から予約が必要な場合がありますので注意して下さい。

2.デイサービスもレスパイトケア

基本的に日中だけのデイサービスですが、自宅から出る・外出するという意味ではレスパイトケアになります。最近では、利用時間の延長や、朝から晩までの利用が可能という所もあります。
短時間の介護からの解放であっても、介護者にとってはリフレッシュのための時間が作れます。

レスパイトサービスを利用する場合の注意点

レスパイトサービスを利用する場合、ショートステイだと住み慣れた自宅から離れることに拒否反応を示す要支援者の方がいます。また、認知症を持つ方ですと環境の変化から悪化することもあり、レスパイトケアのつもりが逆効果になり、介護者が大変になってしまう場合がありますので、利用には注意が必要です。

その点、デイサービスは数時間の利用でリハビリを重視してくれるところが多いですので、認知症を持つ方の場合にはオススメです。

レスパイトサービスは介護者のためともいえますが、要介護者の症状や状態によっては、逆効果になるということも考えなければなりません。利用している間は介護者は精神・肉体的にもリフレッシュできますが、要支援者に合わ言サービスであれば介護の負担が増えてしまうことに繋がります。

介護者の介護負担を軽減するために、安易に利用すると逆効果になって、今後の介護に影響が出てしまいます。そうならないためにも、要介護者の症状や状態を考慮した上でレスパイトケアサービスを利用しましょう。

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