介護施設の外出レクリエーション注意点


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介護施設の外出レクリエーション注意点
常日頃施設の中で生活する利用者(被介護者)にとって外出行事は非常に楽しみにしている行事の一つです。利用者(被介護者)が外出レクリエーションを安全に楽むためにヘルパーが注意しなくてはならないことを説明します。

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外出レクリエーションの企画

だいたい介護施設では、月に一回程度の頻度で外出行事を企画します。
企画する介護職員は行事委員会やレクレーション係りの職員で年間行事として予定に組むこともありますし、月ごとに企画する場合もあります。

企画する際は当日出勤者の把握や、相談員、施設ケアマネ、運転業務員、看護師、現場介護職員、栄養士との連携が必要です。


外出場所の選定

事前に利用者(被介護者)の希望を取ることもありますが、利用者があまり積極的ではない場合はヘルパー(介護職員)の方で選定します。

その際には過去に実施した外出レクリエーションの内容を参考にしたり、季節を考慮したり、決められた時間で帰って来られる場所を選ぶ必要があります。


外出レクに参加する利用者(被介護者)を選出

事前に外出レクリエーションに参加する利用者(被介護者)を選出しますが、使用できる車の台数や当日配置可能なヘルパーの人数を考慮して充分に対応できる人数にしましょう。

また当日体調不良になることも考えられますので、看護師と連携を取り状態やバイタルの観察に気を付けます。

またトラブルの発生を防ぐ意味でも利用者同士の相性も考慮しましょう。


外出レクで使う車両の確保

介護施設には外出レク専用の車両というのは基本的にありません。

多くはデイサービス送迎車や、ショートステイ送迎車を借りることになります。

外出は比較的忙しくない午後の時間帯を利用して行いますが、その際デイサービスの送迎時間には帰って来られるか、ショートステイの帰りの送迎とぶつからないかということを担当のヘルパーと充分に打ち合わせをしておかないと、他のサービスに影響を及ぼすことになりますので、気を付けましょう。


外出レクリエーションの際の持ち物について

外出する際の持ち物ですが、利用者は高齢のため環境に順応する能力が低下していて、ちょっとした変化が体調の変化につながります。

日頃は使わない帽子や上着、膝掛け、など暑さ寒さ対策は忘れずにしましょう。

また水分補給のための飲み物、何が起きるか想定できませんので救急箱や、いざという時に介護施設に連絡する携帯電話も必要です。


車両に乗り降りの際の注意点

車両に乗り降りする際には段差が避けられないのに加え、利用者(被介護者)の下肢筋力と、利用者のはやる気持ちを充分に理解した上でしっかりとヘルパー同士が声掛けをし合い、利用者に付き添い目配りをすることが必要です。


乗車中の注意点

乗車中は健常者でも時に車酔いをすることがあります。

利用者(被介護者)は高齢で体力が弱いことに加え、持病等も持っていて、なおかつ日頃から車に乗ることに慣れていないといったリスクがあります。

看護師に乗車してもらえるのは心強いですが、付き添いの介護職員も利用者の表情や状態の変化を絶えず観察することが求められます。


介護施設に帰った後の注意点

利用者(被介護者)は普段から慣れない行事の後は、興奮していたり、いつもよりも疲労を感じたりすることが多いものです。

介護施設に帰った後も、ヘルパーはいつも以上に目配りをして継続して様子観察をすることが必要です。

夜勤のヘルパーにも本日外出をしてきた件を申し送り、気を配ってもらう等の配慮が大切になります。

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